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咳と喘息について


内科  河野正和   

咳と一口に言っても、軽いものから大変つらいものまで様々と思います。長く続いたり会話や睡眠もままならないと、「いつもの風邪の咳ではないのでは?」と心配されるかと思います。

 咳の原因は様々ですが殆どは風邪などの感染症に続くものと考えられ、いい用語がないのですが一般には「感染後咳嗽」(がいそう と読み、咳のことです)などといっています。最近再び注目されている「百日咳」もその一つかもしれませんが、残念ながら診断確定がなかなか困難な疾患の一つでもあります。

 その他の咳の原因として、見落としたくないものに喘息(気管支喘息)があります。喘息の特徴は時間・時期によって症状の変動があることです。診察時に呼吸時の音(ヒューヒュー、ゼイゼイと表現される)が聴かれればかなり診断に近づきますが、症状が強くでている時期以外では診察しても異常はみられないことも稀ではありません。そうした症状がなくても「咳が続く」場合に喘息の治療が有効なことがあり、「咳喘息」という言葉も近年使われるようになりました。なお喘息は子供の病気というイメージがあるかもしれませんが、どの年代でもみられます。

 喘息の治療は気管支拡張薬や抗炎症薬が中心になります。一般的な咳止め薬などでは、効果は期待しがたいと思われます。喘息は空気の通り道である気管支の炎症が原因と考えられていますので、抗炎症薬としてのステロイド吸入薬が使用によっていわゆる「喘息発作」はかなり減少しています。ステロイド吸入薬の効果は確実で、安全性についても薬ですので一定の注意は必要ですが小児・妊婦の治療でも既に重要な治療薬となっています。

 咳や喘息の調子でお困りの時は、ご相談頂ければ幸いです。