乳房は小さいので乳がんにはならない・家族に乳がんがいない・60歳を過ぎているから乳がんにはならない・マンモグラフィはすごく痛いと友達がいっていたので・検診に行くのは面倒・費用が高いなどと、検診を受診しない理由はさまざまです。
乳がんは、この20年で日本女性にとっても非常に身近ながんになってきました。乳房の大小にはよりません。80歳以上であっても乳がんにはかかります。もちろん家族性の乳がんはありますが、大半の患者さんは家族に乳がんはいません。マンモグラフィも確かに押されるとその何秒かは少し痛いですが、我慢できない痛みではありません。男性でもマンモグラフィは行うので、小さい乳房の人でも撮影技師が工夫してうまく撮ってくれます。
また、40歳以降に実施されている2年に1回の地方自治体での乳がん検診費用については市区町村によって異なりますが、無料のところもありますし、かなりの費用負担を軽くしてくれています。
(ただし、市区町村によって申し込み方法・費用など異なりますので、保健所などで確認しましょう)
また、去年からはマンモグラフィについては5年に1回無料クーポン券制度も始まり、費用負担についてもハードルは低くなってきています。